青春の軌跡!

「総評はやっぱり最後がいいよね。ということで、尚から順番に感想をどうぞ」

指名された結城は一瞬驚いたように「ぼくですか……」と呟いた後で、新聞部の方を見た。
誰を見ようか決めかねるようにさ迷った視線は、逢坂を見ているようで微妙に外崎の方を向いているような位置で止まる。

「校内新聞風の紹介文と聞いて、初めはどんな物が出来上がるのか不安もありましたが、正直想像以上の出来で驚いています。長い文章は読むのに時間がかかる分、貼り出してもわざわざ足を止めてまで読んでくれる人は少ないのが現状です。だからこれまでは、選挙用に写真だけだったり、そこにプラス公約を載せるだけでしたが、これは全身の写真が入っているインパクトでまず足が止まるでしょうし、読み始めたら引き込まれるように最後まで読ませてしまうところに、さすがだなと感じました。まあ強いて言うなら、もう少し早く提出してもらえたらというところですかね」