悔しさを思い出して悶える逢坂を、笹崎はにこにこと笑って見つめる。
本日伏見のクラスと合同で行われたクラス対抗ドッチボールにて、逢坂と伏見は白熱のバトルを繰り広げた。
最後に二人だけが残ったところで、伏見のボールを避けようとした逢坂の靴が脱げ、そのせいで避け損なったボールが当たってくしくも勝敗が決まってしまったのだ。
「だから始まる前に、靴紐ちゃんと結んだ?って聞いたのに」
「その時はちゃんと結んであったの!」
確かに、笹崎に聞かれた時に目視で、しかもちらっと適当な感じでしか確認はしなかったけれど、まさかそのあと靴紐が緩んで靴が脱げることになるとは誰も思わないだろう。
あの問いかけがフラグだったなんて、誰が想像出来ただろうか。
「……ていうか、奏太郎はいつまでここにいるわけ。自分の分はもう書き終わったんでしょ」
「もちろん、香月ちゃんを待ってるんだよ。同じ日直としてね」
「生徒会って随分暇なのね」
嫌味を込めた逢坂の言葉に、笹崎は笑って「いやいやまさか」と返す。
「これでも忙しいんだよ。でもほら、せっかく香月ちゃんと二人っきりでいられる機会だからね」
逢坂が顔を上げると、にっこり笑う笹崎と目が合った。
本日伏見のクラスと合同で行われたクラス対抗ドッチボールにて、逢坂と伏見は白熱のバトルを繰り広げた。
最後に二人だけが残ったところで、伏見のボールを避けようとした逢坂の靴が脱げ、そのせいで避け損なったボールが当たってくしくも勝敗が決まってしまったのだ。
「だから始まる前に、靴紐ちゃんと結んだ?って聞いたのに」
「その時はちゃんと結んであったの!」
確かに、笹崎に聞かれた時に目視で、しかもちらっと適当な感じでしか確認はしなかったけれど、まさかそのあと靴紐が緩んで靴が脱げることになるとは誰も思わないだろう。
あの問いかけがフラグだったなんて、誰が想像出来ただろうか。
「……ていうか、奏太郎はいつまでここにいるわけ。自分の分はもう書き終わったんでしょ」
「もちろん、香月ちゃんを待ってるんだよ。同じ日直としてね」
「生徒会って随分暇なのね」
嫌味を込めた逢坂の言葉に、笹崎は笑って「いやいやまさか」と返す。
「これでも忙しいんだよ。でもほら、せっかく香月ちゃんと二人っきりでいられる機会だからね」
逢坂が顔を上げると、にっこり笑う笹崎と目が合った。



