青春の軌跡!

「新聞部のみんなは、空いているところに座っていいよ」

「じゃあ伏見の“机”に座ってもいいってことね」

「椅子に座れ椅子に!!」

伏見を無視して振り返った逢坂は、後輩二人に座るよう促す。
けれど石田と外崎は、ほとんど同時に首を横に振った。

「僕はいいです」

「あたしも」

そう、と答えた逢坂はそれ以上勧めることも、自分が腰を下ろすこともなかったから、生徒会の面々が固まっている向かい側で、新聞部も固まって立つ。

笹崎は始終にこにこと、田仲はへーとかふーんとか声を上げながら、他二人は無言で新聞部が作った物を見る。
その確認作業を待っている間、石田はそわそわとどこか落ち着かなげな様子で、外崎は時折生徒会室を見回す余裕を見せ、逢坂は何かを迎え撃つように生徒会の方を見ている。

全ての確認が終わったところで、笹崎が顔を上げた。
新聞部の面々を順番に見たところで、最後には視線を逢坂に定める。