青春の軌跡!

まったく、とため息交じりに零してから、伏見は続ける。

「新聞部が生き残るには、最低でももう一人部員が必要だ。でも、その一人を獲得したところで意味はあるのか?一年寿命が延びるだけなんだぞ。石田が卒業すれば結局また部員数が足りなくなる。万が一にも、見付けたもう一人も二年生だった場合は、残るのは外崎一人になるんだぞ。その時にまた新しい部員を捜すのか?そうやって、ずっと延命を繰り返していくのか?それならもういっそ、部活としての活動は諦めて、このまま生徒会の一部として活動を続けた方がいいんじゃないのか」

申告通りにうっかり拳が出てしまいそうになる言葉だったが、それを告げる伏見の顔が真剣だったから、逢坂は走り寄って拳を繰り出すことはしなかった。

思えば、いつだって伏見は真剣だったのかもしれない。真剣で真面目で、融通が利かないからこそ、逢坂とぶつかり合ってきたのだろう。
伏見なりに新聞部のことを考えての発言なのだろうが、それに頷くことはもちろん逢坂には出来ない。
それは、伏見が宿敵だからだとか言う前に、まだ後輩達が諦めていないから。