「必ず見つけるよ、あと一人。部長が卒業するまでに」
その言葉に、思わず逢坂の口元に笑みが浮かぶ。
初めて会った一年生の時は、随分と頼りなさそうな後輩だと思った。けれどそれが二年生に上がる頃には、すっかり頼もしく、またツッコミ役が板につくまでに成長した。
頼もしい限りだと逢坂は思う。
外崎も外崎で、暴走しがちなところはあるが、頑張り屋で優しい。きっと、石田のいいサポート役になることだろう。
これからも成長していく後輩達を、共に活動しながら見守れないのが残念ではあるが、こればかりはしょうがないことでもある。
それに、感傷に浸るのはまだ早い。逢坂には卒業までに、引退までにやらなければいけないことがあるのだ。
可愛い後輩達のために。そして、高校三年間という青春時代を捧げた新聞部のために。
そうっと部室の前を離れて歩き出した逢坂は、ひとまず抱えた昼食を食べるために一旦自分の教室を目指す――予定だったのだが、途中でくるっと向きを変えた。
その背中に
「おいこら」
不機嫌そうな声がかかる。
その言葉に、思わず逢坂の口元に笑みが浮かぶ。
初めて会った一年生の時は、随分と頼りなさそうな後輩だと思った。けれどそれが二年生に上がる頃には、すっかり頼もしく、またツッコミ役が板につくまでに成長した。
頼もしい限りだと逢坂は思う。
外崎も外崎で、暴走しがちなところはあるが、頑張り屋で優しい。きっと、石田のいいサポート役になることだろう。
これからも成長していく後輩達を、共に活動しながら見守れないのが残念ではあるが、こればかりはしょうがないことでもある。
それに、感傷に浸るのはまだ早い。逢坂には卒業までに、引退までにやらなければいけないことがあるのだ。
可愛い後輩達のために。そして、高校三年間という青春時代を捧げた新聞部のために。
そうっと部室の前を離れて歩き出した逢坂は、ひとまず抱えた昼食を食べるために一旦自分の教室を目指す――予定だったのだが、途中でくるっと向きを変えた。
その背中に
「おいこら」
不機嫌そうな声がかかる。



