青春の軌跡!

「まあ、色々」

「そのパソコン広げてるってことは、生徒会の仕事か。そんなに急ぎのやつあったっけ?」

生徒会の仕事でも間違いではないのだが、気持ち的には新聞部の活動である。
けれど田仲に説明するのが面倒で、石田はそのまま流した。

「ああ、わかったあれか!選挙のやつ」

「わかったなら黙っててくれる。今集中してるから」

「さっきサボってなかった?」

「ちょっと休憩がてら体伸ばしただけだから」

この男が同じ空間にいると、まるで集中出来ない。これでは、昼休みに部室に来た意味がなくなる。

「あのさ、寝るならさっさと寝てくれる?」

それを許すのは物凄く嫌ではあるのだが、背に腹は代えられない。きっと出て行けと言っても行かないのだろうから、ならばいっそ寝てもらった方がいい。

「いやいや、真木がいるのに寝るなんてそんなもったいないこと出来ないでしょ」

けれど田仲からの返事は、石田にとって全く意味不明なものだった。