「……そういうそっちこそなに」
まだバクバク言っている心臓を抑えつつ、石田は露骨に嫌そうな顔を向ける。
「ここ、新聞部の部室だからね。生徒会室なら向こう」
生徒会室がある方向を指差すと、田仲は笑いながら「知ってる」と返して後ろ手にドアを閉めた。
「最初からこっちに用があって来たに決まってるじゃん。さすがに生徒会室とここは間違えないよ」
本来であれば誰もいない時間帯の部室に用事とは、嫌な予感しかしない。
「……もしかしてさ、普段から昼休みに勝手にここ使ってる?」
「静かだから、昼寝するのに丁度よくて」
悪びれる様子もなく田仲が答える。それに石田は、盛大にため息をついた。
これは本当に、部室に鍵を取り付けてもらう必要性があるかもしれない。
「真木は?何してんの」
外崎も逢坂もいないので、二人が普段使っている席は空いているのだが、それでも田仲はいつものキャンプ用の椅子を引っ張り出してきて、自分の定位置にそれを広げて座る。
最悪なことに、それは石田の隣だ。
まだバクバク言っている心臓を抑えつつ、石田は露骨に嫌そうな顔を向ける。
「ここ、新聞部の部室だからね。生徒会室なら向こう」
生徒会室がある方向を指差すと、田仲は笑いながら「知ってる」と返して後ろ手にドアを閉めた。
「最初からこっちに用があって来たに決まってるじゃん。さすがに生徒会室とここは間違えないよ」
本来であれば誰もいない時間帯の部室に用事とは、嫌な予感しかしない。
「……もしかしてさ、普段から昼休みに勝手にここ使ってる?」
「静かだから、昼寝するのに丁度よくて」
悪びれる様子もなく田仲が答える。それに石田は、盛大にため息をついた。
これは本当に、部室に鍵を取り付けてもらう必要性があるかもしれない。
「真木は?何してんの」
外崎も逢坂もいないので、二人が普段使っている席は空いているのだが、それでも田仲はいつものキャンプ用の椅子を引っ張り出してきて、自分の定位置にそれを広げて座る。
最悪なことに、それは石田の隣だ。



