青春の軌跡!

「学年一位はいつも笹崎先輩だけど、部長は毎度伏見先輩と二位の座を争ってるんだよ。三位以下に落ちたことはないから」

田仲が今度は目を見開いて「へー」と驚いたような声を出す。石田としては、勝ったような気分だ。

「それで伏見センパイとあんなにいがみ合ってるんすか。ライバルだから負けられない的な」

「あいつがライバルなわけないでしょ。あっちが突っかかって来るから相手してるだけ」

なんとなくだが、伏見に同じ質問をしたら、逢坂と同じ答えが返ってくるような気がした。

「じゃあ大学も、相当いいとこ行くんすか?センパイ、進学組っすよね?」

「なんで私があんたに個人情報ぺらぺら喋らないといけないのよ」

だって真木は教えてくれないからーと視線を向けられたが、石田はそれをスルーした。