「……でもこの人、全然真面目に答えないんです」
「いやいや、真面目に答えてるってば。だって考えてもみなよ。現実的な話、内心点以外の理由で生徒会に入る奴なんていると思う?選挙の時の演説なんて、投票してもらうためのパフォーマンスであって、“この学校をよりよく――”とか本気で思ってる奴なんていないから」
なるほど、石田が頭を抱えていた原因はこれかと、逢坂は納得する。
石田の「生徒会に入ろうと思った理由は?」に対する田仲の答えが、これだったらしい。正直過ぎるにもほどがある。
「……だとしても、それをそのままは載せられないよ」
「立候補者の本音ってことでいいんじゃない?」
「伏見先輩がそれでオッケーを出すと思う?」
「そこはほら、真木の力でいい感じに」
「ならないよ」
はあ……と、石田の口からため息が漏れる。
難航するとは思っていたが、どうやら予想以上の難航であるらしい。そして石田の疲弊っぷりも、逢坂の予想を遥かに超えている。
「いやいや、真面目に答えてるってば。だって考えてもみなよ。現実的な話、内心点以外の理由で生徒会に入る奴なんていると思う?選挙の時の演説なんて、投票してもらうためのパフォーマンスであって、“この学校をよりよく――”とか本気で思ってる奴なんていないから」
なるほど、石田が頭を抱えていた原因はこれかと、逢坂は納得する。
石田の「生徒会に入ろうと思った理由は?」に対する田仲の答えが、これだったらしい。正直過ぎるにもほどがある。
「……だとしても、それをそのままは載せられないよ」
「立候補者の本音ってことでいいんじゃない?」
「伏見先輩がそれでオッケーを出すと思う?」
「そこはほら、真木の力でいい感じに」
「ならないよ」
はあ……と、石田の口からため息が漏れる。
難航するとは思っていたが、どうやら予想以上の難航であるらしい。そして石田の疲弊っぷりも、逢坂の予想を遥かに超えている。



