青春の軌跡!

外崎から受け取ったカメラをUSBケーブルでパソコンに繋ぎ、逢坂は写真のデータを移していく。
その間に、石田が鞄から引っ張り出して来たメモを受け取って目を通した。

「なるほどね。この内容だと、メインの記事はこれとかいいかしらね」

「そうですね、僕もそれがいいかなって思っていました。……でも部長、記事を書くなら僕が」

いつもその役割を担っている石田が、遠慮がちに声を上げる。

「もちろん、仕上げは任せるわよ」

そう言って逢坂は、慣れた手つきでキーボードを叩く。

「私はほら、一応三年生だから、これからもちょくちょく部活に顔出せないことがあるかもしれないでしょ。だから、あなた達にメインで動いてもらわないといけない分、やれることはね、やりたいっていうか。何もしないんじゃ、何のための部長かわからないでしょ」

空気が重たくならないよう、軽い調子で付け足された最後の言葉だったが、それを聞く外崎の顔には寂しさが滲んでいた。
それを横目に、石田は口を開く。