青春の軌跡!

「行きましょうよ部長!あたしが部活動を頑張っているところ、見てほしいです」

ちょっ、愛梨、引っ張らない!と困ったように逢坂が笑う。
石田としても、逢坂がいいのであれば一緒に行きたかった。

それは何も、石田も外崎同様頑張っている姿を見てほしいからではなく、まもなく引退を控えた逢坂に、これで最後になるかもしれない新聞部としての活動をしてほしかったから。
誰よりも新聞部を大切に思い、その存続をかけて長年生徒会と戦ってきた部長に、少しでも多く新聞部らしい活動をしてほしかった。

「部長、取材の仕方、勉強させてください」

逢坂が驚いたように石田を見て、それから「しょうがないな」と笑った。
ちょっぴり照れているように見えたのは、きっと石田の勘違いじゃない。

「石田、その二年生って何部だっけ?資料に書いてたわよね」

「帰宅部ですね。でも図書委員だったので、もしかしたら図書室にいるかもしれないです」

「よし、じゃあとりあえず図書室を見に行くわよ」

「了解です!」