青春の軌跡!

「“立候補者二人”ってことは、あとの一人は?」

「これから行こうかと思っていたところでした」

ちなみに、結城くんです。と石田が付け加えると

「ってことは生徒会室か」

と逢坂が呟く。

「いたんですか?生徒会室に」

「いたわね。今日は珍しく役員が勢ぞろいよ。明日あたり猛吹雪になるかもね」

それはつまり、サボり魔先輩こと田仲もいたということか。伏見に捕まったのならまだしも、自主的に生徒会室に行ったのだとすれば、確かに明日は猛吹雪かもしれない。

「勢ぞろい……それはちょっと、日を改めたいです」

「じゃあ先に、二年生を一人いっとく?現役の役員はまとめて片付けることにして」

逢坂が言うと、“始末する”と同じ意味に聞こえてとても物騒だ。

「そうですね。じゃあ外崎さん、今度は二年生の立候補者のところに――」

「今度は部長も一緒に行きましょうよ!生徒会室の用事は終わったんですよね?二年生だったら、三年生がいたって気にしませんよきっと」

それは人によると思うのだが、外崎はせっかく合流した逢坂と離れたくないようだった。