「遠慮せず、もう少しゆっくりしていきなよ」
「遠慮じゃなくて拒否してんの!長居したくないって言ったの聞いてなかったの」
「照れ隠しかと思って」
「どこに私が照れる要素があったのよ!」
笑顔の笹崎を睨み付けて怒鳴っていると、殺気に近いくらいの怒気を感じて、逢坂はその方向を見る。
位置的に伏見かと思ったが、逢坂を鋭く睨み付けていたのは、伏見の隣にいる結城だった。
「こら尚、香月ちゃんは仮にも先輩だよ?」
見つめ合う、もとい睨み合う二人に気が付いて、笹崎がやんわりと結城を窘める。
すみませんでした、と素直に謝った結城は、そのまま逢坂から視線を外した。
「ごめんね、香月ちゃん」
「別に。どちらかというと、あんたの“仮にも”の方がムカついた」
それは失礼、と浮かべた笑顔が嘘くさくて、逢坂はうんざりする。
「ところで、香月ちゃんがここにいるってことは、作業は真木くんと愛梨ちゃんが二人で進めてくれているのかな?校内新聞“風”とは言っても、新聞を作るのに香月ちゃんがついててあげなくて大丈夫なの?あの二人、まともに校内新聞作ったことないでしょ」
誰のせいだと思ってるんだ!という叫びは、どうにか心の中だけで抑えた。
「遠慮じゃなくて拒否してんの!長居したくないって言ったの聞いてなかったの」
「照れ隠しかと思って」
「どこに私が照れる要素があったのよ!」
笑顔の笹崎を睨み付けて怒鳴っていると、殺気に近いくらいの怒気を感じて、逢坂はその方向を見る。
位置的に伏見かと思ったが、逢坂を鋭く睨み付けていたのは、伏見の隣にいる結城だった。
「こら尚、香月ちゃんは仮にも先輩だよ?」
見つめ合う、もとい睨み合う二人に気が付いて、笹崎がやんわりと結城を窘める。
すみませんでした、と素直に謝った結城は、そのまま逢坂から視線を外した。
「ごめんね、香月ちゃん」
「別に。どちらかというと、あんたの“仮にも”の方がムカついた」
それは失礼、と浮かべた笑顔が嘘くさくて、逢坂はうんざりする。
「ところで、香月ちゃんがここにいるってことは、作業は真木くんと愛梨ちゃんが二人で進めてくれているのかな?校内新聞“風”とは言っても、新聞を作るのに香月ちゃんがついててあげなくて大丈夫なの?あの二人、まともに校内新聞作ったことないでしょ」
誰のせいだと思ってるんだ!という叫びは、どうにか心の中だけで抑えた。



