さっきまで険悪な雰囲気で言い争っていた二人が、今度は二人して笹崎へと矛先を変えて何やら文句を言っている。
二人がかりでも全く動じず、笑顔も崩すことなく軽くいなしている笹崎は、やはり得体が知れなくて恐ろしいと石田は改めて思った。
時折困ったような表情も見せる笹崎だが、本当に困っているのかは甚だ疑問である。
なにせこの手のタイプは、表情と考えていることが一致しない傾向にある。
「さて、透也も香月ちゃんも、そろそろ時間だよ。思う存分お話は出来たかな?」
笹崎の言葉を受けて石田が壁にかかった時計を見上げると、確かに間もなく下校時間、つまりは部活動の終了時間が迫ろうとしていた。
「それじゃあ真木くん、愛梨ちゃん、さっきの件お願いね。気になることがあったら何でも聞きに来ていいから」
一旦持ち帰ってから返事をと伝えたはずなのに、いつの間にか引き受けることになっている。
まあ暗黙のルールがある以上返事は決まっているようなものなので、仕方がないと言えば仕方がないのだけれど。
二人がかりでも全く動じず、笑顔も崩すことなく軽くいなしている笹崎は、やはり得体が知れなくて恐ろしいと石田は改めて思った。
時折困ったような表情も見せる笹崎だが、本当に困っているのかは甚だ疑問である。
なにせこの手のタイプは、表情と考えていることが一致しない傾向にある。
「さて、透也も香月ちゃんも、そろそろ時間だよ。思う存分お話は出来たかな?」
笹崎の言葉を受けて石田が壁にかかった時計を見上げると、確かに間もなく下校時間、つまりは部活動の終了時間が迫ろうとしていた。
「それじゃあ真木くん、愛梨ちゃん、さっきの件お願いね。気になることがあったら何でも聞きに来ていいから」
一旦持ち帰ってから返事をと伝えたはずなのに、いつの間にか引き受けることになっている。
まあ暗黙のルールがある以上返事は決まっているようなものなので、仕方がないと言えば仕方がないのだけれど。



