「香月ちゃんのそういう正直なところ、好きだよ」
「私はあんたのその嘘くさい笑顔が嫌い」
校内の彼氏になってほしい男子ランキングで三年連続一位を獲得している男に、“好きだよ”なんて笑顔で言われてそんな返しが出来るのは、おそらく逢坂くらいのものだ。普通の女子ならば、きっと卒倒している。
「センパイ達って、それでほんとに付き合ってないんすか?」
上から聞こえた心底不思議そうな問いかけに、逢坂は眉根を寄せて視線を上げる。
「“それでほんとに”ってなに。どこからどう見ても付き合ってないでしょうが」
「香月ちゃんは透也のお気に入りだからねー。僕はこれでも遠慮しているんだよ」
田仲を睨み上げていた逢坂の視線が、勢いよく目の前の笹崎へと戻る。
逢坂の「はい!?」と素っ頓狂な声と、田仲の「伏見センパイの?」と不思議そうな声が重なる。
「気持ち悪いこと言うな!!」
思わず叫んだ逢坂をさらりと無視する形で、笹崎は田仲を見上げる。
「私はあんたのその嘘くさい笑顔が嫌い」
校内の彼氏になってほしい男子ランキングで三年連続一位を獲得している男に、“好きだよ”なんて笑顔で言われてそんな返しが出来るのは、おそらく逢坂くらいのものだ。普通の女子ならば、きっと卒倒している。
「センパイ達って、それでほんとに付き合ってないんすか?」
上から聞こえた心底不思議そうな問いかけに、逢坂は眉根を寄せて視線を上げる。
「“それでほんとに”ってなに。どこからどう見ても付き合ってないでしょうが」
「香月ちゃんは透也のお気に入りだからねー。僕はこれでも遠慮しているんだよ」
田仲を睨み上げていた逢坂の視線が、勢いよく目の前の笹崎へと戻る。
逢坂の「はい!?」と素っ頓狂な声と、田仲の「伏見センパイの?」と不思議そうな声が重なる。
「気持ち悪いこと言うな!!」
思わず叫んだ逢坂をさらりと無視する形で、笹崎は田仲を見上げる。



