「そういえば香月ちゃんは、抗議をしに来たんだっけ。生徒の話を聞くのも生徒会の仕事だからね、透也が責任を持って聞かせてもらうよ」
「俺かよ!」
「だって香月ちゃんは、透也を訪ねて来たわけだし」
笹崎のその言葉で思い出したように、逢坂が伏見へと向き直る。
睨み合ってバチバチと火花を散らす逢坂と伏見。いつもの光景ではあるが、止め役の石田にしてみれば、頭を抱えたくなるような光景でもある。
この二人、誰かが止めに入らなければずっとバチバチやっているので、止め役の存在が大変重要なのである。
そうは言っても、止め役の石田にとっては二人共先輩だ。逢坂ならば同じ部活動の先輩という点で多少は気心が知れているが、伏見の方はそうもいかない。
出来れば伏見は生徒会の方で止めてもらいたいのだが、二人の争いを笑顔で眺めている笹崎には期待出来ないし、一生懸命黒板を消しているもう一人は一年生、三年の伏見を止める役には荷が重過ぎるかもしれない。
期待は出来ないが期待するしかないのかと笹崎の方を見れば、視線を感じてこちらを向いた笹崎と目が合った。
「俺かよ!」
「だって香月ちゃんは、透也を訪ねて来たわけだし」
笹崎のその言葉で思い出したように、逢坂が伏見へと向き直る。
睨み合ってバチバチと火花を散らす逢坂と伏見。いつもの光景ではあるが、止め役の石田にしてみれば、頭を抱えたくなるような光景でもある。
この二人、誰かが止めに入らなければずっとバチバチやっているので、止め役の存在が大変重要なのである。
そうは言っても、止め役の石田にとっては二人共先輩だ。逢坂ならば同じ部活動の先輩という点で多少は気心が知れているが、伏見の方はそうもいかない。
出来れば伏見は生徒会の方で止めてもらいたいのだが、二人の争いを笑顔で眺めている笹崎には期待出来ないし、一生懸命黒板を消しているもう一人は一年生、三年の伏見を止める役には荷が重過ぎるかもしれない。
期待は出来ないが期待するしかないのかと笹崎の方を見れば、視線を感じてこちらを向いた笹崎と目が合った。



