青春の軌跡!

そう言えば、その一年生も今回の選挙に立候補していたので、写真と記事のためにいずれ会いに行かなければならない。
一年生と言うことだし、先輩が話を聞きに行くよりも、同じ一年の外崎に任せた方が話が聞きやすいかと逢坂は考える。

笹崎の熱狂的なファンであれば、田仲のように自然体で笹崎に似ているのとは違って、わざと笹崎に似せようとしていたりするのだろうか。憧れの人になりきると言うか、その真似をすると言うか。
笹崎のような人間は一人いるだけでも大変だというのに、それが二人も三人もいられたらたまったものじゃない。考えただけで、今からげんなりしてしまう。
思わずため息をついた逢坂に、田仲は不思議そうに首を傾げたが、何のため息かは訊かなかった。