青春の軌跡!

「なんとなくでいいから、石田と愛梨が思う案を書いてみて」

「えっと……」

ホワイトボードを前に、石田が専用のペンを持って立つ。まずはそこに、いつも通り大きく縦長の長方形を書くと、石田は外崎を振り返った。

「僕は、メインの写真は少し大きめにして、正面を向いているやつをこの辺りに配置したらどうかと思うんだ。そしたらその脇に、簡単なプロフィールを載せる」

「正面って言うと、思いっきり証明写真みたいな感じでいいってことですか?」

「そこまでがちがちじゃなくてもいいけど、まあイメージはそんな感じ」

「上半身だけのじゃなくて、全身の写真を使ってみるのも面白いかもしれないですよ」

「全身か……インパクトはあるね」

最初に書き込まれた長方形の中に、更に写真を模した四角や、記事を模した波線など様々に案が書き込まれていく。
そうして白熱していく後輩達の意見交換を、逢坂は満足そうに眺めた。

「センパイは混じらないんすか?」

突然聞こえた声に驚いて視線を向ければ、いつの間にか隣に田仲が立っていた。