「え、田仲くんって、中学の時も生徒会だったの……?」
「そ。会長までは上り詰められなかったけどねー。残念ながら副会長で終わった」
石田が驚きのあまり唖然としていると、部室のドアが開いて逢坂が入って来る。
「部長お疲れ様です!」
「お疲れ様です」
「お疲れっす」
外崎、石田、田仲と順番に挨拶を受けた逢坂は、「お疲れ」と返してから、田仲を見て露骨に顔をしかめる。
「またあんたか……」
盛大なため息を零してドアを閉めると、「露骨過ぎっすよセンパイ、さすがに傷つきますよー」という田仲の言葉を無視して、部室の奥にある自分の定位置へと向かう。
その際、田仲と石田の後ろではなく、外崎の後ろを通ったのは言うまでもない。
「何してたの?」
椅子に腰を下ろして一拍置いたところで、逢坂が部室を見回して問いかける。
「はい、いっしー先輩があの人に、記事に出来そうな話がないか色々と訊いていたところです」
外崎が、元気よく答える。



