「だからね、どうかな。香月ちゃんからも、真木くんに言ってくれない?」
「なんで私が石田に、生徒会に入れって言うのよ。おかしいでしょ」
「入れっていうのとはまた違うかな。だってもうほぼ新聞部は生徒会みたいなものだし。香月ちゃんが卒業したら完全に部活じゃなくなるわけだし」
これを、何の悪気もなく言っていると思っている世の連中は感覚がおかしいと逢坂は思う。
「どちらかというと、真木くんに、“副会長になって”って言ってほしいかな」
間髪入れずに「誰が言うか」と返して、逢坂は立ち上がる。今度は笹崎も、呼び止めはしなかった。
鞄を手にドアの方に向かう逢坂を笑顔で見送っていたかと思ったら、「そうだ香月ちゃん」と廊下に出る直前で声をかける。
もう笹崎の嘘くさい笑顔はお腹いっぱいだった逢坂は、足は止めたが振り返りはしなかった。
そんな逢坂に構わず、笹崎は続ける。
「選挙用の紹介文、なんか面白い物を作ろうとしているみたいだね。期待してるよ」
逢坂は返事をすることもなく、今度こそ教室をあとにした。
「なんで私が石田に、生徒会に入れって言うのよ。おかしいでしょ」
「入れっていうのとはまた違うかな。だってもうほぼ新聞部は生徒会みたいなものだし。香月ちゃんが卒業したら完全に部活じゃなくなるわけだし」
これを、何の悪気もなく言っていると思っている世の連中は感覚がおかしいと逢坂は思う。
「どちらかというと、真木くんに、“副会長になって”って言ってほしいかな」
間髪入れずに「誰が言うか」と返して、逢坂は立ち上がる。今度は笹崎も、呼び止めはしなかった。
鞄を手にドアの方に向かう逢坂を笑顔で見送っていたかと思ったら、「そうだ香月ちゃん」と廊下に出る直前で声をかける。
もう笹崎の嘘くさい笑顔はお腹いっぱいだった逢坂は、足は止めたが振り返りはしなかった。
そんな逢坂に構わず、笹崎は続ける。
「選挙用の紹介文、なんか面白い物を作ろうとしているみたいだね。期待してるよ」
逢坂は返事をすることもなく、今度こそ教室をあとにした。



