青春の軌跡!

「じゃあさ、真木が立候補したら?生徒会長に」

一瞬、何を言われているのかわからなかった。けれど、田仲の言葉をようやく脳が理解した時、石田は「はい!?」と素っ頓狂な声を上げる。
その反応が可笑しかったのか、「やばい、今の今日一面白い」と田仲が笑う。

「あのさ、ふざけるのも大概にしてもらえるかな」

「ふざけてないって。マジで言ってるよ」

「笑いながら言われても説得力ないから」

「じゃあ真面目な顔で言い直そうか?」

田仲に真面目な顔をされたところで、それは本心からの表情なのかと疑ってしまいそうだ。
結局どんな顔をしていたところで、田仲が言っているという時点で石田の中での信用度は低い。

「それに、立候補の期間はもうとっくに終わってる」

「終わってなかったら立候補したってこと?」

「するわけない」