青春の軌跡!

「……なんか頭痛くなってきた」

「頭痛薬ありますよ」

片手で額を押さえて俯いた逢坂がすっともう片方の手を差し出したから、石田は鞄から取り出した頭痛薬を逢坂の手の平に乗せる。
鞄から取り出した飲みかけのペットボトルのお茶で、逢坂は頭痛薬を飲んだ。そして深く息を吐くと、両手で額を押さえて項垂れる。
そこに、騒々しい足音を立て、外れそうなくらい勢いよくドアを開けて外崎が飛び込んで来た。

「ちょっ、部長!!こ、これ!これ!」

荒い息の合間に言葉を発しながら、外崎は逢坂の方に紙を突き出して見せる。
それは、先程石田が逢坂に手渡したのと同じ物だった。

「……ああ、うん。きっともうすぐ世界が滅ぶのよ。この学校に隕石が落ちて来るとか、宇宙人が襲って来るとか」

「……へ?」

逢坂の意味不明な返事に、外崎は肩で息をしながら首を傾げる。