外崎のようにわかりやすく顔や声に出すことは出来ないから、せめて最大限同意の気持ちを声に込めてみる。
石田のその気持ちを察してか、逢坂は「あり得ないでしょ……」ともう一度呟いて、手元の資料に視線を落とす。
部室に入った逢坂が定位置につくなり、先に来ていた石田が足早に近付いて来て無言で資料を手渡してくるから何事かと思ったが、目を通して納得した。
石田と外崎が笹崎から渡されていた生徒会選挙の候補者の資料、その資料を一枚捲って一番上、候補者名が書かれているところに、生徒会長の候補者として田仲の名前が記されていたのだ。
「あれが、生徒会長……?」
逢坂は、再び顔を上げて田仲を見る。
田仲用となりつつあるキャンプ用の椅子に深く腰掛け、スマートフォンをいじっている姿は既に見慣れたもので、部員でもないくせに結構な頻度で部室に入り浸っている、言わば迷惑な男。それが生徒会長とは、この学校はもう終わりなのではなかろうか。
石田のその気持ちを察してか、逢坂は「あり得ないでしょ……」ともう一度呟いて、手元の資料に視線を落とす。
部室に入った逢坂が定位置につくなり、先に来ていた石田が足早に近付いて来て無言で資料を手渡してくるから何事かと思ったが、目を通して納得した。
石田と外崎が笹崎から渡されていた生徒会選挙の候補者の資料、その資料を一枚捲って一番上、候補者名が書かれているところに、生徒会長の候補者として田仲の名前が記されていたのだ。
「あれが、生徒会長……?」
逢坂は、再び顔を上げて田仲を見る。
田仲用となりつつあるキャンプ用の椅子に深く腰掛け、スマートフォンをいじっている姿は既に見慣れたもので、部員でもないくせに結構な頻度で部室に入り浸っている、言わば迷惑な男。それが生徒会長とは、この学校はもう終わりなのではなかろうか。



