笹崎の言葉に伏見の勢いが衰えたこの瞬間に、今が好機と石田も口を開く。
「部長も、ただでさえ生徒会と仲が悪いってことで新聞部の評判はあまりよくないんですから、こんな風に伏見先輩と言い争っているところを見せるのは控えた方がいいと思います」
「そんなのわかってるけど……」
不満げにぼそぼそと呟く逢坂。伏見の方も、笹崎にやんわりと小言を食らっているようで、納得いかなそうな表情ではあるが、黙って聞いている。
そんな二組を眺めて安堵の表情を浮かべる佐々木は、後方で成り行きを見守っていた外崎にそっと近付いた。
「ありがとう外崎さん、おかげで助かったよ」
「いえ、あたしは別に……。笹崎先輩も生徒会室にいてくれたので、捜す手間もなかったですし」
外崎が佐々木から二組の方へと視線を移せば、保護者同士が申し訳なさそうに頭を下げ合っている。
まあ、申し訳なさそうなのは石田の方で、笹崎は「ほんとごめんね」と軽い調子で笑っているのだけれど。
「部長も、ただでさえ生徒会と仲が悪いってことで新聞部の評判はあまりよくないんですから、こんな風に伏見先輩と言い争っているところを見せるのは控えた方がいいと思います」
「そんなのわかってるけど……」
不満げにぼそぼそと呟く逢坂。伏見の方も、笹崎にやんわりと小言を食らっているようで、納得いかなそうな表情ではあるが、黙って聞いている。
そんな二組を眺めて安堵の表情を浮かべる佐々木は、後方で成り行きを見守っていた外崎にそっと近付いた。
「ありがとう外崎さん、おかげで助かったよ」
「いえ、あたしは別に……。笹崎先輩も生徒会室にいてくれたので、捜す手間もなかったですし」
外崎が佐々木から二組の方へと視線を移せば、保護者同士が申し訳なさそうに頭を下げ合っている。
まあ、申し訳なさそうなのは石田の方で、笹崎は「ほんとごめんね」と軽い調子で笑っているのだけれど。



