「わたくしは、この村も、この村の者どもも、囚われてしまった姉上も、すべてすべて祓い尽くすつもりにございます」
だから、この異常を焼き払ってくれるのならば、今は鬼とでも手を組もう。
異常なことしかないのなら、正常を生み出すしかない。
その正常はどこから生み出す。
そう、私が正常になればいい。
正常なのは私だ。ならば、私が望まぬものはすべて異常だ。
異常なのだ、異常は祓わねばならないのだ。
私と、姉上のために、異常は祓い尽くさなければならない。
「よし――ならば、参ろうか」
そして私は見た。
「まずはこの村を滅ばさねばならん」
六条殿のひたいに、真っ青な眼が開くのを。
猫のような縦筋と、螺旋模様を宿した目玉。
納得する。
そんな目を持っていたから、あの暗闇でもわたくしをしかと見ていらしたのですね。
だから、この異常を焼き払ってくれるのならば、今は鬼とでも手を組もう。
異常なことしかないのなら、正常を生み出すしかない。
その正常はどこから生み出す。
そう、私が正常になればいい。
正常なのは私だ。ならば、私が望まぬものはすべて異常だ。
異常なのだ、異常は祓わねばならないのだ。
私と、姉上のために、異常は祓い尽くさなければならない。
「よし――ならば、参ろうか」
そして私は見た。
「まずはこの村を滅ばさねばならん」
六条殿のひたいに、真っ青な眼が開くのを。
猫のような縦筋と、螺旋模様を宿した目玉。
納得する。
そんな目を持っていたから、あの暗闇でもわたくしをしかと見ていらしたのですね。

