感想ノート

異セイ常ジョウ混ハン在ダン

  • 七織さん
    遂に全完結作読破ですね!あああっ、あなうれしや……!!←感動のあまり古語が出た(笑)

    うぅ、闇の理想が完結されてないのが悔やまれるぅ……←や、されてないっていうか、作者アンタよ(笑)←がんばろう、うん

    六条家は「結構な血筋」ですが、それ以上はなにもないでしょう。
    実は、いったいどこがどうその血筋を『結構』と決めてるのか、がポイントです。
    この事件が起こる前から六条家は結構な血筋だったのか、それとも、鬼らに協定を結ばせてから(人外の目からして)結構な血筋になったのか、それは歴史を手繰る楽しさです。
    だれが、なにが、六条家をその血筋と定義したか。
    すると六条の目的も図れてくると。
    そこがまた作者的には面白味なんですね。見えないとこは想像してもらうという。


    異常か正常かは、だれのなにを主観にするかによって決まります。
    今回は妹巫女の視点だからですが、もしこれが村人のだれかなら。
    姉巫女は村を守ってくれた、期待に応えてくれた、ああなんてすばらしい方だったろうと思っているとこへ、妹巫女が来れば「姉と比べてコイツはなんだ」ときっと思います。同じ巫女とは思えないとまで。
    村人からすれば、妹巫女は自分の目的ばかりで、とても『巫女』とは思えなかったのでしょうね。

    とまで言ったところで、実はやはり村そのものがおかしかった、とも考えられますし、いやいややっぱり妹巫女も異常だったのかもしれない、となるといったいなにが正常?と首が傾くんですね、「あれ?」って。

    妹巫女の地文で、「今は笑っているがいい異常者め」的な言葉あります。
    あれはふつふつ笑みのこぼれてしまう妹巫女にも当てはまり、妹巫女が村人に当てた言葉でもあり、結局――この物語に正常なものは、なにもないのかもしれません。

    ひとつ正常だとすれば、姉巫女は巫女であり、四方の鬼は間違いなく鬼だった、ということです。


    ついに死の光景へですね!!ありがとうございます。
    ご来訪お待ちしてます♪

    紅 憐 2009/06/16 08:46

  • こんばんは〜。

    ようやくシリーズ完結作品、制覇です!


    六条と鈴原の因縁に、こんなに深い、凄惨な歴史があったとは。

    現代の大木市に、あれだけ人外や異形が集まるのも納得です。


    何が異常で何が正常か。

    深く考えてみても答えは見つかりません。


    例えそれが、復讐でも仇討ちでも。
    自分の為すべきことをする。

    そういう意味では妹巫女も六条も、四大御家の鬼でさえ、皆正常なんだと思います。


    六条はかなりの血筋でありながら、謎めいた家系ですよね。この時代に既に†って言葉も使ってるし。目的は何なんでしょう?現代では登場していない北門と南塔も、ちょっと気になったりして。


    とは言え、謎が多いところが面白い†シリーズ。←完璧にハマってる(笑)


    次はいよいよ、死の光景へ行きますよ〜。

    咲 七織 2009/06/14 23:35

  • ありがとうございます(「完結おめでとう」が嬉しい(笑))

    今回は『補完編』と銘打ってはいますが、話としては大木市を舞台にしたすべての根幹がここにあるようなものなんですね。この話がなければ大木市はなかったわけです。

    ちなみにまだこの時、大木市に、あるいは世界に教会はいない……のかもしれません←不確定

    六条家のヘタレ気質は昔からですね。もはや遺伝レベル(笑)

    鈴原が六条と血を交えなかった理由も補足しています。あんなに近しいのならなぜ結婚してないのか……とか。
    女の、あるいは巫女か人のプライドですね。

    四方の鬼はですね、それぞれ芸術家のようなものだと思ってください。

    東城は、代を追うごとにより強く高みへ登る血筋。つまりそれは、一族を人外の『最強』にすることが目的なんですね。究極を求めるのは芸術家の性みたいなものです。

    同じように、北門、南塔、西蔵にも、己らが目指すものがあります。あるいはどれかの家では『生命の創造』に近いものが目的にあるのかもしれません。

    四大御家はそれぞれ牽制し合っていますからね。利害が一致すれば今回のように共同戦線を張るでしょうが、それ以外ではライバルのようなものでしょう。

    『現代』では事情が変わっているでしょうが、『この時』はまだ王城を狙い合う中ですから。

    だから六条が仲介しているわけですね。

    六条……デュオが言っていた通り、「かなりの血筋」であり、妹巫女が予想した通り、実はかなりの実力者なのでは……? というのが窺えます。

    ただ、この六条も、賢一も、どこか頼りないですが(笑)

    本作の更新追っかけてくださってありがとうございます。

    紅 憐 2008/12/24 08:20

  • 完結おめでとうございます。


    色んな事を考えています。
    屍を操り、骨を吊るし、肉を食み、臓物を集める…。
    鬼の目的はもしかして「生命の創造」なのかな、とか。
    六条の軟弱はこの頃からの仕様なのかな、とか(笑)
    鈴原の家系はこの事件が発端で六条に仕えたんだなとか。
    当時から東城は鬼の中でも別格だったんだなとか。

    残る西、南、北の鬼。
    鬼と呼ぶに相応しかったですが…。
    東城とは友好的なんでしょうか?
    鬼同士はお互いをどう感じてるんでしょうか。
    そして六条はその鬼とどういうスタンスをとっているのか。


    今後の†が楽しみです。

    野田 のたお 2008/12/23 19:18

  • お褒めに与り恐悦至極にございます←

    「剣の粛正」に西の坊っちゃんがちょい(やられ)役で出てますし、人外魔境の示し歌は「彼」も、そして「瞳の魔力」では大竹幹も歌ってますね。

    そもそも日本の名字にはいろんな意味があり、地名にも由来があります。†シリーズにおいて、「固有名詞」はとても重要なポイントです。

    過去があって未来がある。

    未来の大木市に至るには、この補完編は欠かせません。いわゆる「その時歴史が動いた」みたいな(笑)

    南と北はまだ名前すら出ていませんが、東の東城のように、どんな類いの鬼であるかが、この物語に断片的に出てきます。


    東以外が本格的に登場するかは未定です(笑)

    ただ、東以外が現代の方では目立たないように、東は四方の中でも別格、というのがわかる……そんな仕掛け。
    物語は終盤です。
    ここにきての王城への反応、ありがとうございます♪

    紅 憐 2008/12/20 16:38

  • 戦闘シーンが入らない。
    そう予告されて、それでも尚話の展開に「たるみ」を感じさせないのは流石です。

    王城→大木市、と繋がる訳ですね。
    読みの違いによる別の意味、同じ読みによる別の意味。
    僕も近々作品で使う予定のトリック?です。
    実際土地によってはありますもんね、こういうカラクリ。

    東西南北にいるという鬼。
    瞳でも似たような話ありましたよねぇ?
    東は真輝ちゃんや一二三嬢の東城家でしょ?
    あとは…出てたような気もするけど、ちと思い出せない(笑)

    野田 のたお 2008/12/20 15:45

  • のたさん
    今回は戦闘シーンはないです(←(°д°A;)!?)
    †では戦闘がなくちゃなあ……なんてことをチラリと毎回考えてますが、今回は思いきって、戦闘が一番盛り上がるとこ『だけ』さっくりと省略しました(←(; ̄□ ̄)!?)。

    本当にグロいのは臓物や血液じゃなくて、人の心です――と今のうちから訴えたい作者。

    お待ちください更新を(笑)←倒置法

    紅 憐 2008/12/16 14:36

  • 所々入る独章が謎を深めますな。
    これまでの†とは違う趣。
    紅嬢の作品…特に†シリーズは、グロとか戦闘描写だけに気をとられたら駄目なんですよね。
    さてさて…もうしばらく黙して読ませて頂くとしますか。

    野田 のたお 2008/12/16 14:23

  • あえてキラキラ紫のスキンというところがこだわりです←は

    エロさじゃなくグロさで書いてるので、あまり問題はないかと思うんですが……
    表紙になにか注意書きしたほうがいいでしょうか(苦笑)

    今回もわりと静かなお話の予定です。補完編、ですから。

    紅 憐 2008/12/13 15:30

  • こりゃまた…。
    や、好きですけどね。
    とりあえず当局に見つかった時の反応がちと心配です(笑)


    が、† テイストで僕の好むダークな雰囲気です。
    まだ感想らしい感想は書けませんが、この雰囲気で行くんだな、というのだけ感じ取れましたよ、と。
    大丈夫、僕は一向に拒否反応無しです、このくらいなら(笑)

    野田 のたお 2008/12/12 17:22

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