海底神殿のサンゴしょうの森をかきわけ、海のマーケットへとむかいます。
海のマーケットには、とてもたくさんのマーメイドたちが買い物をしていました。
マーメイド以外にも、妖精や、獣人。
ロロナも見たこともない魔法道具をつかって、買い物に来ている人間もいました。
「ロロナ、ここだよ。海のマーケットの店主がいるショップ『南の森』」
サンゴの森にかこまれた、きょだいなアコヤ貝のお店。
アコヤ貝のなかには、レアな魔法道具がたくさんおいてあります。
そのまんなかに、いちばんうつくしい、サンゴがおいてありました。
「あれは! わたしのサンゴだよ。やっと見つけた!」
タルトがヒレをうごかし、じぶんのサンゴへと泳いでいこうとしたとき。
目の前を、ヒュンッと何がが飛んできて、タルトはうごきを止めてしまいます。
「ちょっと、ちょっと。かってに商品にさわらないでくださ~い!」
アコヤ貝のおくから出てきたのは、ロロナもしっている、有名人でした。
「マジカルショッピングの……ティナティナさんっ?」
それは、ロロナが毎日見ている、マジカルショッピングの出演者、南の森のエルフ・ティナティナさんでした。
「あれ? 番組みてくれてるんだ?」
「は、はい……。でも、どうしてここに?」
ふしぎそうに首をかしげる、ロロナ。
しかし、何もいわないティナティナにかわって、タルトがこたえます。
「このエルフはね、もう何百年もまえから、海底神殿にすんでいるんだよ。むかしから、めずかしいものをあつめては、お店で売っているの。ほしいものがあったら、むりやり勝負をいどんで、じぶんのものにしたりしてるんだ」
「ふん。そんなの、しょうぶで負けるから、わるいんだよ~。勝てば、わたしにうばわれないですむんだから」
「ことわったら、弱みをにぎって、おどしてくるじゃない!」
タルトは、くやしそうにさけびます。
「ふうん。それじゃあ、わたしがティナティナさんのしょうぶに勝てば、サンゴを返してくれるってこと?」
ロロナがいうと、ティナティナは、とくいげにわらいます。
「わたしに勝てればね!」
海のマーケットには、とてもたくさんのマーメイドたちが買い物をしていました。
マーメイド以外にも、妖精や、獣人。
ロロナも見たこともない魔法道具をつかって、買い物に来ている人間もいました。
「ロロナ、ここだよ。海のマーケットの店主がいるショップ『南の森』」
サンゴの森にかこまれた、きょだいなアコヤ貝のお店。
アコヤ貝のなかには、レアな魔法道具がたくさんおいてあります。
そのまんなかに、いちばんうつくしい、サンゴがおいてありました。
「あれは! わたしのサンゴだよ。やっと見つけた!」
タルトがヒレをうごかし、じぶんのサンゴへと泳いでいこうとしたとき。
目の前を、ヒュンッと何がが飛んできて、タルトはうごきを止めてしまいます。
「ちょっと、ちょっと。かってに商品にさわらないでくださ~い!」
アコヤ貝のおくから出てきたのは、ロロナもしっている、有名人でした。
「マジカルショッピングの……ティナティナさんっ?」
それは、ロロナが毎日見ている、マジカルショッピングの出演者、南の森のエルフ・ティナティナさんでした。
「あれ? 番組みてくれてるんだ?」
「は、はい……。でも、どうしてここに?」
ふしぎそうに首をかしげる、ロロナ。
しかし、何もいわないティナティナにかわって、タルトがこたえます。
「このエルフはね、もう何百年もまえから、海底神殿にすんでいるんだよ。むかしから、めずかしいものをあつめては、お店で売っているの。ほしいものがあったら、むりやり勝負をいどんで、じぶんのものにしたりしてるんだ」
「ふん。そんなの、しょうぶで負けるから、わるいんだよ~。勝てば、わたしにうばわれないですむんだから」
「ことわったら、弱みをにぎって、おどしてくるじゃない!」
タルトは、くやしそうにさけびます。
「ふうん。それじゃあ、わたしがティナティナさんのしょうぶに勝てば、サンゴを返してくれるってこと?」
ロロナがいうと、ティナティナは、とくいげにわらいます。
「わたしに勝てればね!」



