すると、彼女は途端に赤くなり、
「く……黒須くんに決まってるじゃない」
と言う。
「え?
黒須?
……課長じゃないんですか?」
と思わず訊いてしまったが、
「課長?
誰?」
と今度は彼女が訊いてくる。
「鴻上課長ですよ」
「鴻上課長、何処から出てきたの?」
「さっき、自動販売機の前で、私と一緒にいたじゃないですかっ」
「えっ? 見えてなかった。
あんたと黒須くんがベタベタしてるのしか見えてなかったっ」
「正気ですか、先輩っ。
課長が見えないなんてっ」
「あんたこそ正気っ?
黒須くんがいたら、黒須くんしか見えないでしょっ? 普通っ」
「く……黒須くんに決まってるじゃない」
と言う。
「え?
黒須?
……課長じゃないんですか?」
と思わず訊いてしまったが、
「課長?
誰?」
と今度は彼女が訊いてくる。
「鴻上課長ですよ」
「鴻上課長、何処から出てきたの?」
「さっき、自動販売機の前で、私と一緒にいたじゃないですかっ」
「えっ? 見えてなかった。
あんたと黒須くんがベタベタしてるのしか見えてなかったっ」
「正気ですか、先輩っ。
課長が見えないなんてっ」
「あんたこそ正気っ?
黒須くんがいたら、黒須くんしか見えないでしょっ? 普通っ」



