「それにしても、あれだな。 今度から、お前を『鴻上!』と叱らないといけないのか」 自分を叱っているようだ。 複雑だな、と彰宏は言う。 ……いや、何故、私が叱られること、前提なのですか。 「やはり会社では、今の名前のままで頼む」 ――最初からそのつもりですよ。 「課長、マヨネーズは?」 「ああ」 と言ったまま、彰宏は考え事をしている。 「あの、私もかけたいので、課長のに、かけてもいいですか?」 「ああ」