突然、課長と秘密の関係になりました

 まあ、課長は一征さんと兄弟だとオープンにしてないみたいだからなあ。

 だから、今、一征さんも課長のことは言わなかったんだろうし。

「ここのリラクゼーションルームはいいな。
 緑が多くて」
と言う一征と窓際の席に着く。

 もう昼休みは終わったので、人もまばらだ。

「あの家での暮らしはどうだ?」
と問われ、

「快適です、とても」
と一彩は答える。

 誰に気を使うこともなく、それぞれがやりたいようにやっている自由な空間だ。

 そもそもがマイペースな人間たちが集まっているようだしな、と一彩は思った。

「たまには俺も食事を作りに行ってやるよ。
 ひとりで食べるのも寂しいしな」

「ありがとうございますっ」

「彰宏も当番になったりするんだよな?
 あいつ、なに作ってるんだ?」