「……じゃがいもをですかね?」 そう言う一彩に、一征は自分たちに見せるのとは全然違う顔で笑っている。 ――なんか急速に親しくなってないか? だが、まだ、一彩の本棚に、イケメン専務との恋は増えていないようなんだがっ。