君の隣。




久しぶりに新太と電話をして、話をして気持ちがざわついていた


本当は下心があって連絡してきたのかもしれない、信じているわたしがバカかもしれない、

でも、わたしが忘れていた"わたしの事"を新太は忘れていなかった

わたしのことをよくわかってくれていたんだなと感じた


新太に対して気持ちはもう無いしもう付き合うことはないってわかっている

わたしには柊がいて柊とこれからも一緒にいたいと思ってる


でも、

もしあの時別れていなかったら今でも新太と続いてたかな?
新太は調理の方に進んで就職して新太と結婚していたのかな?
と、どうしても比べてしまう


自分でも説明できないこの気持ちはなんだろう


やっぱりわたしの中で新太は大きな存在なのかな

あれだけ傷つけられたのに、
あれだけ裏切られたのに、
どうしていつもこんな気持ちになるんだろう


もし柊と出会っていなかったらこの電話をきっかけにわたしたちはよりを戻していたのかな


そういうことばかり考えてしまう自分がいた