興味を示したカナタに対し、レオンハルトの目が星のように煌めく。胸の中が熱くなっていくのを感じながらレオンハルトは語り出した。
「セドリックとハリエットの元に一通の招待状が届くんだ。それは豪華客船で開催されるパーティーのものだった。二人はパーティーへと出掛けるんだが、そこで殺人事件が起こるーーーという内容だね」
「なるほど……。その事件の犯人や動機が描かれることがないままというわけですか。これは続きが気になりますね」
「だろう?作者を探せるものなら探したいよ」
レオンハルトとカナタが語っていた時だった。ガシャーンと大きな音が響く。その音にレオンハルトとカナタが首を横に向ければ、アントーニョが一人の男性を睨み付けていた。
「テメェ、今何て言った?」
「トーニョ。耳が聞こえないのかい?いい耳鼻科の先生を紹介しようか?」
真っ赤な顔を震わせているアントーニョを、褐色の肌に長い三つ編みの男性が煽っている。シャツの上に紫のベストを羽織り、白のサルエルパンツを履いている。その顔は楽しげだ。彼の名前はオルハン・フリストウ。ネクロマンサーだ。
「セドリックとハリエットの元に一通の招待状が届くんだ。それは豪華客船で開催されるパーティーのものだった。二人はパーティーへと出掛けるんだが、そこで殺人事件が起こるーーーという内容だね」
「なるほど……。その事件の犯人や動機が描かれることがないままというわけですか。これは続きが気になりますね」
「だろう?作者を探せるものなら探したいよ」
レオンハルトとカナタが語っていた時だった。ガシャーンと大きな音が響く。その音にレオンハルトとカナタが首を横に向ければ、アントーニョが一人の男性を睨み付けていた。
「テメェ、今何て言った?」
「トーニョ。耳が聞こえないのかい?いい耳鼻科の先生を紹介しようか?」
真っ赤な顔を震わせているアントーニョを、褐色の肌に長い三つ編みの男性が煽っている。シャツの上に紫のベストを羽織り、白のサルエルパンツを履いている。その顔は楽しげだ。彼の名前はオルハン・フリストウ。ネクロマンサーだ。

