― わたしの、ほんとうの「今」へ ―
これは、かつての私の恋の話です。
ただの若気の至りだったと笑い飛ばせるほど
簡単なものじゃなかった。
あの頃の私は、誰かを愛したくて
でも同じくらい自分のことも愛せなくて。
だから傷ついても、離れられなかった。
何度も泣いたし、
もうダメだと思った夜も
数えきれないほどあった。
でも、心の奥でずっと
「幸せになりたい」と願っていた。
あの夜の世界で、
笑顔をつくって、涙をこらえて。
でもね。今、私はとても幸せです。
過去の私から見たら、
きっと信じられないくらい。
笑わせ上手な彼と出会って、たくさん笑って
心から穏やかで。
その彼が、今の私の旦那さんです。
彼には、過去のこと全ては話していません。
でも、それでいいんです。
彼は「いまの私」を大切にしてくれているから。
そしていま、
私はその彼との間に
新しい命を授かっています。
お腹の赤ちゃんが、毎日少しずつ大きくなって
私は今、また違う“強さ”を育てています。
小さな命がゆっくり育っていくたびに、
「あぁ、ちゃんと生きてきてよかった」
と心から思えるんです。
かつての私は、
自分の未来を想像することが怖かった。
でも、いまの私は違う。
目の前にある小さな幸せを大切にして
明日を楽しみに生きていける。
あの頃の私がいたから、今の私がある。
だから過去を否定せず、
抱きしめて、未来へ進んでいきたい。
だから、この物語は「終わり」ではありません。
きっと、これは「始まり」の章。
優しさを信じられなくなったあの日の私に、
心から言ってあげたい。
「あなたは、ちゃんと幸せになれるよ」って。
―――2025年、梅雨。
幸せなお腹を撫でながら。
同じように傷ついた誰かへ。
大丈夫。
あなたにも、あたたかい春は必ずやってきます。
著者より
これは、かつての私の恋の話です。
ただの若気の至りだったと笑い飛ばせるほど
簡単なものじゃなかった。
あの頃の私は、誰かを愛したくて
でも同じくらい自分のことも愛せなくて。
だから傷ついても、離れられなかった。
何度も泣いたし、
もうダメだと思った夜も
数えきれないほどあった。
でも、心の奥でずっと
「幸せになりたい」と願っていた。
あの夜の世界で、
笑顔をつくって、涙をこらえて。
でもね。今、私はとても幸せです。
過去の私から見たら、
きっと信じられないくらい。
笑わせ上手な彼と出会って、たくさん笑って
心から穏やかで。
その彼が、今の私の旦那さんです。
彼には、過去のこと全ては話していません。
でも、それでいいんです。
彼は「いまの私」を大切にしてくれているから。
そしていま、
私はその彼との間に
新しい命を授かっています。
お腹の赤ちゃんが、毎日少しずつ大きくなって
私は今、また違う“強さ”を育てています。
小さな命がゆっくり育っていくたびに、
「あぁ、ちゃんと生きてきてよかった」
と心から思えるんです。
かつての私は、
自分の未来を想像することが怖かった。
でも、いまの私は違う。
目の前にある小さな幸せを大切にして
明日を楽しみに生きていける。
あの頃の私がいたから、今の私がある。
だから過去を否定せず、
抱きしめて、未来へ進んでいきたい。
だから、この物語は「終わり」ではありません。
きっと、これは「始まり」の章。
優しさを信じられなくなったあの日の私に、
心から言ってあげたい。
「あなたは、ちゃんと幸せになれるよ」って。
―――2025年、梅雨。
幸せなお腹を撫でながら。
同じように傷ついた誰かへ。
大丈夫。
あなたにも、あたたかい春は必ずやってきます。
著者より
