少女は仲間と“魔王”を倒す!

 宿屋の受付まで辿り着くと何やら騒がしい。


 「くっ…この、さっさと起きろよアンタ!」


 昨日の修道服を着た男の子が、誰かを一生懸命に揺さぶっている。

 揺さぶられている男性は、鎧を着たままテーブルに突っ伏していた。

 ぐうぐうと豪快な寝息。

 ほんのり顔が赤い…。

 …もしかして、まだ寝てる?


 「あの、その人どうしたんですか?」


 「…お前、なんでまだ宿屋にいるんだよ」


 「ちょっと寝坊を……」


 男の子が盛大にため息を吐いた。