「1年後には消える僕だけどそれでも君の隣にいたい」

恋愛(ピュア)

紗倉/著
「1年後には消える僕だけどそれでも君の隣にいたい」
作品番号
1753297
最終更新
2025/06/06
総文字数
4,976
ページ数
4ページ
ステータス
未完結
PV数
20
いいね数
0
――彼は、犬だった。
そして今、人間として恋をしている。

けれど、その願いには“期限”がある。

ある少女に拾われ、愛され、傍にいた存在。
彼女と言葉を交わしたい
彼女と笑い合いたい
その願いを叶えるためにある“悪魔”と契約した。

条件はひとつ。

「一年後、この世界から完全に消えること」

名前も、記憶も、存在の痕跡すら。

男嫌いの少女・結月。
彼女との距離は遠い。
それでも彼は諦められなかった。

「いつか離れることになっても、君に伝えたいんだ。ーー君が大好きだって。」

だけど、過去の因縁、浮かび上がる記憶、そして失われる時間が、
やがて三人の運命を大きく揺るがしていく――

「愛すること」と「願いを叶えること」は、きっと違う。

それでも、彼は祈る。ただ一つの幸せを。
たとえ最後に、自分が消えるとしても。

「たとえこの世界から消えても、
共に過ごしたあの時間だけは忘れないーー」

――これは、“叶わない想い”が運命を変える、ひとつの物語。

※同一作品を別サイトへも公開しております。
あらすじ
君のそばにいたくて、人間になった。
もう一度、君と歩きたくて。君の笑顔が見たくて。
でも――思ってたより、人間の世界は難しくて。
君は僕に冷たくて、何も覚えていなくて。
それでも、僕は君が好きだ。
たとえこの気持ちが届かなくても。
たとえこの一年で、僕のすべてが消えてしまうとしても。
君に出会えて、よかったと心から思える。
これは、たった一年だけ与えられた“恋をするための命”の物語。

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