私は、小さく、でもしっかりと頷いた。
「うん。私はレオの……レオのだよ。ずっと、ずっと……一生だよ」
「よかったぁ……ほんと、よかった……。俺、バカみたいに暴れて、ぐちゃぐちゃにして、ごめん……」
「ううん、大丈夫。あとで一緒に片付けよう。ゆっくりでいいから」
部屋は壊れていて、床には血の跡。ガラスの破片もそこかしこにある。
——それでも、私はこの人を捨てられなかった。
壊れてる。ぜんぶ壊れてる。レオも、私も、部屋も。
レオの背を、私はずっとさすり続けていた。
腕の力が少しずつ緩んでいくのが、肌越しに伝わってくる。
けれど、彼の身体はまだ微かに震えていた。
まるでこの世界に、なんとかしがみついているかのように──。
「ねえ、レオ」
私はそっと顔を覗き込む。
血のにじむ目元は腫れて、痛々しいほどだったけれど、やっと私を見ていた。
「うん。私はレオの……レオのだよ。ずっと、ずっと……一生だよ」
「よかったぁ……ほんと、よかった……。俺、バカみたいに暴れて、ぐちゃぐちゃにして、ごめん……」
「ううん、大丈夫。あとで一緒に片付けよう。ゆっくりでいいから」
部屋は壊れていて、床には血の跡。ガラスの破片もそこかしこにある。
——それでも、私はこの人を捨てられなかった。
壊れてる。ぜんぶ壊れてる。レオも、私も、部屋も。
レオの背を、私はずっとさすり続けていた。
腕の力が少しずつ緩んでいくのが、肌越しに伝わってくる。
けれど、彼の身体はまだ微かに震えていた。
まるでこの世界に、なんとかしがみついているかのように──。
「ねえ、レオ」
私はそっと顔を覗き込む。
血のにじむ目元は腫れて、痛々しいほどだったけれど、やっと私を見ていた。
