フルムーンフライトから帰って来ると、翼と舞は航空大学校に入寮するための荷物をまとめ始める。
そしていよいよ、二人が宮崎に行く日が翌日に迫った。
「とうとう明日ですね」
翼と舞が寝静まると、リビングのソファに並んで座り、恵真は大和にぽつりと呟く。
「寂しい? 恵真」
「……少し」
素直な気持ちを口にする恵真を、大和はそっと抱き寄せた。
明日から、翼と舞は宮崎で寮生活。
つまり、家族4人で暮らす毎日は終わりを告げるのだ。
二人が宮崎へと向かうフライトは、スケジューラーの配慮で大和と恵真が担当することになっていた。
「子育てって、あっという間ですね。あんなに悩んだ保育園時代が嘘のように感じます。でもそれはきっと、翼と舞がいい子に育ってくれたから。親が出来ることなんて、たいしてないのかもしれません」
「そうだな、あの二人は自分の力で立派に成長した。でもそれは、恵真のサポートのおかげだ。恵真はいつも笑顔で温かい家庭を守ってくれた。だからあの子たちは安心してすくすく大きくなれたんだ」
「大和さんこそ。あなたは何があっても頼もしく、不安も悩みも包み込んでくれる存在だったからです。大和さんはあの子たちを、それに私のことも、いつも守ってくれているから」
そう言う恵真に、大和は優しく笑いかける。
「恵真。翼と舞が巣立っても、寂しいことばかりじゃないぞ」
「え? どうして?」
「だって恵真のそばにはいつも俺がいる。これから毎日、俺は片時も恵真を離さないから」
途端に恵真は顔を真っ赤にした。
「大和さん、何を言って……」
「二人だけの時間が戻って来るんだ、楽しみだな。いつでもどこでも抱きしめてキス出来るし、夜だって」
「や、大和さん!」
恵真はもう、顔を上げることも出来ずにうつむいた。
大和はそんな恵真を抱きしめて耳元でささやく。
「俺の恵真への愛情は深まるばかりだ。出会った頃より、結婚した時より、もっとずっと何倍も、俺は恵真を愛している」
「大和さん……。私もです。ずっとずっと、いつまでも、私はあなたのことが大好きなの」
恥じらうように顔を上げる恵真に微笑んでから、大和はゆっくり顔を寄せて口づける。
恵真の心がキュッと小さくしびれた。
そっと唇を離すと、大和はニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
「これからは毎日、二人で甘い時間をたっぷり過ごそうな、恵真」
「え、あの」
「ん? 返事は?」
「……はい」
「ふっ、よろしい。いつも可愛い俺の恵真。これからもずっと愛させてくれ」
大和はそう言ってもう一度、優しく甘く恵真にキスをした。
そしていよいよ、二人が宮崎に行く日が翌日に迫った。
「とうとう明日ですね」
翼と舞が寝静まると、リビングのソファに並んで座り、恵真は大和にぽつりと呟く。
「寂しい? 恵真」
「……少し」
素直な気持ちを口にする恵真を、大和はそっと抱き寄せた。
明日から、翼と舞は宮崎で寮生活。
つまり、家族4人で暮らす毎日は終わりを告げるのだ。
二人が宮崎へと向かうフライトは、スケジューラーの配慮で大和と恵真が担当することになっていた。
「子育てって、あっという間ですね。あんなに悩んだ保育園時代が嘘のように感じます。でもそれはきっと、翼と舞がいい子に育ってくれたから。親が出来ることなんて、たいしてないのかもしれません」
「そうだな、あの二人は自分の力で立派に成長した。でもそれは、恵真のサポートのおかげだ。恵真はいつも笑顔で温かい家庭を守ってくれた。だからあの子たちは安心してすくすく大きくなれたんだ」
「大和さんこそ。あなたは何があっても頼もしく、不安も悩みも包み込んでくれる存在だったからです。大和さんはあの子たちを、それに私のことも、いつも守ってくれているから」
そう言う恵真に、大和は優しく笑いかける。
「恵真。翼と舞が巣立っても、寂しいことばかりじゃないぞ」
「え? どうして?」
「だって恵真のそばにはいつも俺がいる。これから毎日、俺は片時も恵真を離さないから」
途端に恵真は顔を真っ赤にした。
「大和さん、何を言って……」
「二人だけの時間が戻って来るんだ、楽しみだな。いつでもどこでも抱きしめてキス出来るし、夜だって」
「や、大和さん!」
恵真はもう、顔を上げることも出来ずにうつむいた。
大和はそんな恵真を抱きしめて耳元でささやく。
「俺の恵真への愛情は深まるばかりだ。出会った頃より、結婚した時より、もっとずっと何倍も、俺は恵真を愛している」
「大和さん……。私もです。ずっとずっと、いつまでも、私はあなたのことが大好きなの」
恥じらうように顔を上げる恵真に微笑んでから、大和はゆっくり顔を寄せて口づける。
恵真の心がキュッと小さくしびれた。
そっと唇を離すと、大和はニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
「これからは毎日、二人で甘い時間をたっぷり過ごそうな、恵真」
「え、あの」
「ん? 返事は?」
「……はい」
「ふっ、よろしい。いつも可愛い俺の恵真。これからもずっと愛させてくれ」
大和はそう言ってもう一度、優しく甘く恵真にキスをした。



