「赤嶺さんっ!?」

走り去る赤嶺さんを思わず追いかけようとした時

「アンタはまだ先輩の話が終わってないでしょうが、だから私が行ってくる、ちゃんと場所は教えるから後で来い」

安藤さんに止められる

確かに青井先輩の話はあれだけじゃなさそうで

「わかった、頼んだ!」

そう短く安藤さんに伝えてから

「てことで私がチハ追いかけるんで、みーちゃんは野上のお守りよろしく!」

「おい!まあ俺が行ったところででもあるからそれでいいんだけどよ…」

「おっけ、頼んだ!」

2年陣の中だけで話は完結して安藤さんは走り始めて

「うん、この流れでするのもあれなんだけどさ…白木亮太くん」

そしてその中で仕切り直と言わんばかりに青井先輩が続ける

「はい」

それを皮切りに一気にまた空気が変わる

「私は白木くんのことが好きです!だから、もし良ければ付き合ってください!」

想定出来たような出来なかったような

そんな先輩の告白に

「ありがとうございます、でも俺、赤嶺さんの、ちーちゃんのところ行かなきゃ行けないんでごめんなさい!」

俺は感謝と謝罪の言葉を告げて

「うん、知ってる、だから、もう何も気にせずに行ってこい!私の頼りになる後輩くん」

それに涙もなく綺麗な笑顔で俺の背中を押してくれる先輩に

「はい、行ってきます!」

俺も今まで心のどこかにあった小さな重りを外して

笑顔で答えるのだった