報復を最愛の君と

このイコロ学園の教師になるには、超難関と言われている試験を受けなければならない。


そんなすごい人の息子さんだなんて…。


「ええと、私は…」


さすがに名乗らないのは失礼かと思い、自分も自己紹介しようと思うがここで疑問が出てきた。


彼に私がイコロ国の姫であると伝えていいのか、という疑問が。


迷ってオロオロした私を見て、スイ様は笑った。


「あはは、面白いねヒメアちゃん」


「っ…!?」


突然の笑顔の破壊力がやばい。


それに今、“ヒメアちゃん”って言った?


私今、口に出してた?


そんな私の感情を読み取ったように、スイ様はまた笑った。


「ソラに教えてもらったんだ。僕達共犯者でしょ?お互いの秘密くらい知ってても大丈夫でしょー」


スイ様はすごく明るくて、太陽みたいな方だった。


すごく親しみやすくて助かる。