報復を最愛の君と

——不愉快だ。


「許せない…!!」


自分でも見たことのないような顔をしていたと思う。


でもなぜかラクは笑った。


そして、私に右手を差し出した。


「じゃあさ、俺と手を組んでよ」


「え…?手を組む…?」


突然の誘いに、私は驚きを隠せない。


「復讐をするんだよ。俺もそのふたりには“用”があってね。奴らは他にもいろいろ裏でやってる。このままでは国の危機でもあるんだ。だから、もう一度聞くよヒメア。俺と復讐をしないか?」


「…うん。喜んで」


私もラクと同じく笑って、彼の手を取った。


ラクは、もう一度私に笑顔を見せた。


「ありがとう。じゃあ、まずは明日の昼休み作戦会議をしよう。っと、その前に自己紹介をしようか。…もちろん、本当の名前でね」


そう言ってラクはウインクした。


顔がいいからなのか、カッコよくきまってしまう。