報復を最愛の君と

「嘘だって言ってよ!!!なんで?私も一緒に死んでれば——」


「やめろヒメア!」


考えるよりも先に、口と体が動いた。


「そんなこと言うな…。俺は、ヒメアが死んだら生きていけない!!」


「あ…」


声を荒げた俺を見て、ヒメアはハッとしたような表情をした。


「ごめん…」


「いや、いいんだ」


声を荒げたことは申し訳なく思った。


気まずい雰囲気が流れて困っていると、ヒナタさんがヒメアに言った。


「ヒメア、少しこっちに来てくれないか」


「え?うん」


ヒメアは迷うことなくヒナタさんに近づく。


でも俺はそのことに、違和感を覚え嫌な予感を抱いてしまう。


「ごめんな、ヒメア。母さんを守れなくて」


「ううん。お父さんが謝ることないよ。全部村のみんなを襲った奴のせいなんだから!!」


怒った様子のヒメアを見て、ヒナタさんは悲しそうにした。