報復を最愛の君と

すぐそこには、床に横たわるヒナタさんがいた。


「ヒナタさん!!!」


僕はヒナタさんにかけ寄り、すぐにベッドへ横にならせた。


ところどころケガはしていたけど、命に別状はなさそうでホッとする。


「うう…ソラくんかい…?」


「はい、そうです…!!一体何があったんですか?」


僕がそう聞くと、ヒナタさんは苦しそうに胸を押さえながら話してくれた。


ユウセイと名乗る男と、アヤカと名乗る女が村に来たこと。


そのふたりが村の人を全員地下へ連れて行き、牢獄に閉じ込められたこと。


そして、そのふたりの会話。


「そんなことが…!」


「ごほっ、ごほっ。ヒメアは…どこにいるんだ?」


「…僕が村へ来ないように言いました」


そう言うと、ヒナタさんは複雑な顔をした。


悲しそうな嬉しそうな…よくわからない表情。