報復を最愛の君と

にこにこと異様なほど笑う女の子。


私はその笑顔に恐怖した。


あの子の笑顔の裏には闇が隠されている、そんな気がしたから。


「ああ、どういたしまして。あと、頼みたいことがあんだけど」


「なんだ?」


頼みたいこと、とはなんだろう。


ほとんどのことは叶えてくれる立場にカナタはいる。


つまり、何かうしろめたいことがあるということだ。


気になる。


「そろそろ次の被験体がほしい」


「そんなことか。それなら、てきとーな集落を襲えばいいだろ」


「そだねー。10年くらい前が最後なんだよね?あの、ヒメア…だっけ?の父親おもしろかったよねぇ〜」


いきなり私の名前が出てきて驚いた。


それに、集落を襲うって。


決して穏やかなことではない。