報復を最愛の君と

そんなことを思い始めた。


その時、茂みからガサガサという音がした。


まずい、誰か来たのかも。


そう思ってとっさに隠れたのは正解だったようだ。


出てきたのは、白衣を着たカナタだった。


なぜ白衣を着ているのかは分からない。


でも、その姿が好奇心を煽る。


ここで何が行われるのか。


しかし、私の考えは浅はかだった。


カナタは私に気が付かずに、倉庫の中へ入っていった。


「昨日ぶりだな」


倉庫に入るなり、そう言ったカナタ。


すでに中に誰かがいたようだ。


おそらく、昨日いたふたりだろう。


3人が会話に夢中になっていることを確認して、少し開いている隙間に身をすべらせる。


誰にも気が付かれないように、物陰にひそんで息を殺した。


そして私は、3人の会話に耳を澄ませた。