最後に名前を呼べたなら ―君の記憶と、永遠に―

「なあ」

「ん?」

 

「お前って、右と左、どっちからジュース飲む?」

 

「え、どういうこと?」

「ストロー、斜めにさしてるとき、口をつける側」

 

「どっちでもよくない?てか、なにその質問」

「……なんとなく。ふと思って」

 

(……なんか最近、記憶がとぶ)

(昨日の昼、何食ったっけ?って考えると
ほんとに思い出せねぇ時がある)

 

(いや、疲れてんのか)

(それとも…)