最後に名前を呼べたなら ―君の記憶と、永遠に―

「これ、彼女さん喜びますよ」

その子が渡してきたのは
手作りのメッセージカードと、小さなリボン

悠がお願いしてたのは
ちょっとした小物のデザインとラッピングの手伝い

 

「ありがとな」

「あ、でも当日まで絶対秘密ですよ? サプライズ潰されたら怒りますからね!」

 

悠は軽く笑って頷いた

 

そう――
全部、菜亜のためだった

誕生日に、ちゃんと渡したくて
言葉じゃなくて
“形にして想いを伝えたくて”

でも
まさかその瞬間を
菜亜に見られてるとは、まだ気づいていなかった