「そうだ。
俺はデザートのことはよくわからんが。
ここ、よく変わったデザートが出て、美味いらしいぞ」
「えっ?
そうなんですかっ?」
不安とデザートを天秤にかけ、デザートが勝った。
そもそも、不安な未来はほんとうに訪れるかわからないが。
この店のデザートは四十分後くらいには、必ず、訪れるはずだからだ。
「行きましょう、行きましょう」
と店の石段を上がる綾都を見て、慶紀は、
現金だな……という顔をしていた。
俺はデザートのことはよくわからんが。
ここ、よく変わったデザートが出て、美味いらしいぞ」
「えっ?
そうなんですかっ?」
不安とデザートを天秤にかけ、デザートが勝った。
そもそも、不安な未来はほんとうに訪れるかわからないが。
この店のデザートは四十分後くらいには、必ず、訪れるはずだからだ。
「行きましょう、行きましょう」
と店の石段を上がる綾都を見て、慶紀は、
現金だな……という顔をしていた。



