寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

 細身でシュッとしたばあやさんは田舎のおばあちゃんというより、外国の女学校の校長みたいな人だった。

 服装も細身のワンピースでスタイリッシュだ。

「都会的な方ですね……」

 いえ、都会的だといけないというわけではないのですが。

「今、息子さんの仕事の都合でシカゴにいるらしい」

「まあ、写真より綺麗な方」
とそのばあやさんに手をとられ、綾都は緊張する。

 ピリリとした雰囲気のある人だからだ。

「綾都様、おぼっちゃまをよろしくお願いいたしますね」

「はいっ」
と綾都は(かしこ)まり、愛に、

「ちょっと。
 なんで私に挨拶したときより緊張してんのよ」
と言われてしまった。