寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

「そうか。
 車で行くか」
と慶紀が言うので、彼の車の助手席に乗る。

 もう慣れたようで慣れない。

 ドアを開けた瞬間の、家の車とは違う車の匂いに、まだちょっと緊張してしまう。

 でも、結婚したら、この車が家の車になるんだよなー。

 結婚かあ。
 なんか、勢いでここまで来ちゃったけど。

 ほんとうにいいのかなあ、私なんかと結婚して、と今更ながらに、ちょっと思う。